後縦靭帯骨化症 原因と治療

手のひら先生のリウマチ相談室を運営する筆者が、高麗手指鍼の後縦靭帯骨化症治療についてお話いたします。

後縦靭帯骨化症 根本治療を目指す

 遠方から治療に見えました。

指が赤黒く腫れ上がっていました。

「どうしたんですか?」と聞くと、「治療の痕です」との答えでした。

針山みたいに刺されたそうです。

それでも背中や肩の凝りは少し改善されたそうです。

でも改善だけで根本治療ではなかったので、検索して当院にこられました。

後縦靭帯骨化症の原因は不明とされています。

しかし誰も最初はこのような症状があるわけではありません。

考える限り東洋医学的に原因を究明しその対策を施さなければ、鍼灸師としての立ち位置がありません。

骨化するのはカルシウム沈着があるので、これは腎機能と関係あり腎経の気の調整が必要です。

次に血流です。

単に血流改善と言っても腰痛肩こり程度なら気の調整で解決しますが、難病ともなるとちょっとやそっとでは改善できません。

心臓の調整が必要になります。

これは私も何年も難題でした。

伝統的な鍼治療で根本治療を行う経絡治療の方たちには今も問題の経絡で、心包経を代わりに使用するのが基本になっています。

私にとってリウマチ患者の治療で、免疫対策は理論的にも完璧としても、なかなか症状が改善できませんでした。

それが心臓の調整方法が整った途端問題は解決しました。

免疫はすでに書きましたが人類が発生当時から備わっているもの、進化とともに備わったものを活性化することで、血流も伴って改善していくのです。

気の調整はこの上位にあります。

それらを運用することで東洋医学的な根本治療になります。

学生時代生徒みんなが熱心にツボにお灸をしているのを見て、教師が「そんなにツボを徹底的に壊すようなことをしてしまってはいけない」と注意したことがあります。

鍼は物理療法で皮膚の表面の電気的な分布を、鍼を刺すことで変化させて治療を行うものです。

理論に元づいて刺された鍼は気という生体電流を変化させ、それを神経がキャッチして脳に伝え血流・免疫・筋肉のアンバランスなどを整えるのです。

皮膚表面に極力強い刺激を加えず、つぼを壊さないように先達は腐心してきたのです。

治療もほどほどにしないと患者さんに負担だけを強いることになってしまいます。

後縦靭帯骨化症にも根本治療はあるはずです